News

ニュース

春の避難訓練

投稿日2023/04/25

4月24日、LHRの時間を利用して避難訓練を行いました。

コロナ禍で3年間外へ避難するというスタイルを実施していないため

生徒は全員外へ避難する訓練は初めてとなります。

 

本校の避難訓練は生徒の訓練というよりは

生徒の指示を出す先生側の手順の確認、という意味合いが強いものです。

大きな地震が起きたという想定で

「訓練」ではありますが先生・生徒ともに手順を確認する感じで行いました。

 

まずは、教室で各自が机の下に入れるか確認をします。

身体の大きな男子などはどこまで机に隠れることができるかしっかり確認しないとなりません。

そして、机の脚の対角線をしっかりと両手でつかんでみます。

先生も机の下に入ってみます。大人になるとそのようなことをしなくなりますが

自分の身を守らなければならないのは、生徒と同じです。

 

 

その間、職員室では本部を設置し、その後の対応を検討します。

校舎は耐震工事済なので、よほどのことがない限り闇雲に外に飛び出る方が危険ではありますが

本日は訓練ですので外に出る決定をします。

生徒に指示を出す前に、手の空いている先生で態勢を整えます。

 

 

事前に定められている避難経路に従って、各教室から先生の誘導で全校生徒が外に出ます。

階段の混雑を分散するために定められた避難経路図は、各部屋に掲示されています。

 

 

外に出たら、先生が人数を確認し本部に報告します。

本部では受けた報告を集計し人員確認作業を進めます。

 

 

全ての生徒・教職員の安全が確認されたら訓練は終了です。

災害時にはこの後はどういう行動に移るか、といった確認をして解散しました。

授業中、休み時間中、放課後等、いつ災害が発生するのかわかりません。

どのような場合でも慌てずに行動できるよう

このような訓練時に行動の手順を確認することは欠かせません。

 

避難訓練は、何度やっても生徒の動きは非常にスムーズです。

それだけに、指示を出す先生の方がしっかりと手順を頭に入れて指示を出さないと

生徒は出された指示に「スムーズに」従ってしまいます。

私達先生側も、3年ぶりに外に生徒を誘導する練習ができて非常に有意義な避難訓練となりました。

 

 

寺田寅彦氏の「天災は忘れた頃にやってくる」という名言を出すまでもなく

災害に備える心構えは常日頃から大切です。

このような機会に、各ご家庭でも災害時の決め事をご家族皆さんで確認してみてはいかがでしょうか。