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自分を深める学習の授業は3年生では実施しないため、2年生の3学期がこれまでの授業の集大成となります。そのまとめとして自分が生きていく上でこれはゆずれない、このように生きていきたい、といった自分の生き方の指針みたいなものを宣言してもらう「ミッションステートメント」を実施します。

ミッションステートメントを作成してもらう際に、生徒にもいくつかの問を投げかけます。例えば、「あなたは今、余命1年と医師に宣言されました。その1年を最も有効に使うために、あなたは何をしますか？」といったようなことです。

その問の答えを出すヒントをくれる映画があります。それは「最高の人生の見つけ方」という映画です。

大金持ちの剛腕実業家と勤勉実直な自動車修理工。一見接点のない二人が、ガン病棟の一室で出会い、余命６か月と宣告された彼らが作ったもの。それは棺おけリスト。棺おけに入る前にやっておきたいことを記したそのリストを携え、二人は生涯最後の冒険旅行に出掛ける、という物語です。

大体の人は人生があと何十年も続いていくものだと思って生活していると思います。そして、漠然と将来を見ていると見えないものが、制限されると見えてくることがあるのではないかと思います。この作品を観ると人生が制限されたと仮定して自分がやりたいこと、やるべきことを考えさせてくれます。これからの自分の人生をより充実したものにするために役立ててもらえると嬉しいです。

自分を深める学習　２年B・C組担当：倉橋賢吉