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2020年11月 オープンキャンパス公開授業報告(11/30)
11月14日(土)受験生対象にオープンキャンパスを行いました。
オープンキャンパスのプログラムとして自分を深める学習の模擬授業を行いました。
今回は模擬授業の内容について報告したいと思います。
模擬授業では本校の大切にしている『BIG ROCK』についての授業を行いました。
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とある大学のある授業でのこと。
「クイズの時間だ」教授はそう言って
大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、教授は一つ大きな岩を詰めた。
そして、学生に聞いた。
この壺はいっぱいか?
学生は
はい
と答えた。
教授は続ける。
本当にそうか?
教授はそう言いながらバケツ一杯の砂利を取り出し壺の中に入れた。
教授は
この壺はこれでいっぱいになったか?
と学生に尋ねた。
学生は声を揃えて
いいえ
と答えた。
教授は水差しを取り出し、壺の淵までなみなみと注いだ。
そして、最後の質問を学生に投げかける。
僕が何を言いたいかわかるだろうか?
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と、ここまでを模擬授業に参加した生徒さんたちに紹介し、教授の伝えたいことを考えてもらいました。
「一度きりの人生だから、いろいろなことにチャレンジをすべき」
「人間は多くの経験から大きくなっていく」
「知識はたくさん持った方が良い」
「一人の人間でもたくさんのことを吸収できる」
と生徒さんたちは回答してくれました。
では講義を受けた学生は何と答えたのでしょうか?
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「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事が可能だということです。」
教授は「それは違う」と続けます。
「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私たちに示してくれいてる真実は、大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、二度とないという事なんだ。」
「君たちの人生にとって大きな岩とは何だろうか。それは仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家族であったり、自分の夢であったり。ここで言う大きな岩とは君たちにとって一番大切なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし、君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、君たちの人生は重要ではない何かに満たされたものになるだろう。そして、大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。」
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この「BIG ROCK」の話を、私は本校に赴任して初めて聞いた時から好きで、何か人生や仕事に迷ったときや失敗したときに思い出します。「BIG ROCK」とは何かと自分自身に問いかけてみても、答えは実は明確ではないということに気づきます。ただいつも思うことは、「BIG ROCK」は自分一人だけで創り上げられるものではないということです。(創り上げるとう言葉が正しいのかどうかも悩みます。)仕事、志、愛する人、家族、夢、全て自分一人では何もできないという事に気づかされます。「BIG ROCK」は、人は繋がりの中で生きているのだとうことを強く感じられる言葉として、私の生きるうえでの大切な言葉のひとつになっています。
自分を深める学習 1年C組・2年D組担当:森田正裕