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2020年9月 2学期の授業内容(9/18)
自分を深める学習の2学期の授業は
1年生も2年生も職業について考えます。
「自分とは何か」ということを考える授業で
何故「職業」なのか。
ほとんどの高校生は、
自分は大学に進学し、その後就職をする
というように思っていると思います。
つまり、職業に就くのはかなり先のことだという意識があります。
いずれは自分にも起きるのだろうが、まだまだ先のことだ、と。
しかし、高校2年生は大学の4年間を入れてもあと5年で就職することになります。
その1年前から就職活動をすると考えればあと4年です。
その時になってから職業というものを考えるのではなく
今のうちから職業というものを考えることには意味があるのです。
人生の大半を何かしらの職業に就いて過ごすと考えれば
就いた職業で自分がどのような役割を果たすのか
職場での自分の意味は何なのか
といったことを考えておくことは、自分とは何かということを考えることなのです。
高校生が知っている職業はほんのわずかです。
多くの場合は「職業名」を知っているだけです。
授業では映像を利用して、思いを持って仕事についている人の紹介などをして
ただ給料をもらう手段と考えていいのか
そうではないと言うならば、何が大切なのか
といったことを考えていきます。
私たち教師も思いを持って仕事をしていますが
日々の忙しさの中で、いつの間にか仕事をこなすために仕事をしている自分に気づくこともあり
授業をしているのに、こちらが授業を受けているかのように、ハッとさせられることもあります。
大人になっても、職業とは何なのかということを考えるのは必要なことのようです。
ご家庭でも、お父様、お母様の職業観などのお話をするきっかけになれば幸いです。
少し照れくさいことかもしれませんが、お子様の血となり肉となる会話になるのではないでしょうか。
自分を深める学習 1年E組、2年F組担当:神田上巳