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2020年7月 2年生 エニアグラム (7/9)
2年生は1学期の初めにエニアグラムをやります。
エニアグラムとは人間を9つのタイプに分類し
それぞれのタイプの傾向や欲求、恐れ、囚われなどを知ることで
自分のこと、他人のことをよりよく理解するためのものです。
他人のことを理解するようになることでより円滑な関係を築くことにもつながります。
タイプによる優劣はありません。
生徒諸君は各タイプ20問ずつの問題に回答して自分のタイプを割り出します。
自分のタイプが出たらそれぞれのタイプの説明を読みます。
エニアグラムの特徴の一つに、割り出したタイプにその人が固定されないということが挙げられます。
簡単に言うと、タイプ9の人でも、隣のタイプである8や1に寄ったタイプ9の場合もあれば
心の状態が安定しているかどうか、などの要素で顕著に出る傾向も変化していくことが示されています。
つまり、この人はこのタイプだ、と固定的に言えるものではないということです。
生徒諸君に当てはまっていると思うか、思うならどのようなことがあってそう思うのか書いてもらいました。
・タイプ6の、安全を求め注意深く慎重な人という項目は自分にとてもあっていると思いました。自分が一番上に立ち指導鶴ということはしないで、二番目以降に立つことをよくします。一番上に立って失敗してしまったら全てを失うという恐怖が在るからだと思います。また、何も考えてないように思われているかもしれないけど、意外と計算して行動しているという点でも思考センターに全て当てはまると思いました。囚われである恐怖を避けるために、計算して行動したり先回りすることもあります。でもそれが杞憂であったり取り越し苦労であることもあり、更に当てはまっていると感じました。また、ハーモニックグループである4のタイプの人と8のタイプに人が、自分の友達や周りの人に多いこともわかりました。統合と分裂はどちらかと言へば逆だと思います。ストレスを受けた時は平和に生きたいと思うし、普通の時や安定している状態の時は成功を求めたいからです。この部分に関しては違うなと思います。
・タイプ6を読んでみて自分に当てはまっていると思った。タイプ6の恐れで、守られないこと、サポートを失うことの恐怖でトラブルになったことがある。ウィングはタイプ5と7だけど、タイプ5とタイプ6は1差だったので、すごく5に近いタイプ6だということが分かった。タイプ5と6どちらの統合や分裂の方向の矢印も当てはまっていると思った。また、アンケートでチェックした数が多かったタイプは6,2,1の順で、6は思考センター、2は感情センター、1は本能センターなので、自分は一応すべてのセンターのタイプを持っていることが分かった。
・自分の囚われについて思い当たることはないと思う。2のタイプの欲求・恐れは当たってるなと思うけど、普段プラスにポジティブに考えるよりネガティブに考えることのほうが多いし、他の人にもそう言われることがあるから「高慢」に囚われてるとは思わなかった。また「高慢」に囚われたりそれを原動力にはしたくない。3寄りの2だったけど、そのタイプの恐れは最近考えることが多いから当たっててびっくりした。けど囚われは2つとも良い意味じゃなかったので嫌だった。気を付けたいと思う。
・小さいことだけど友達からお菓子が欲しいと言われたとき、あげるけど少し「何で?」と思ってしまうことがあった。嫌なこととかを口に出したりするようなタイプではないので、ため込むというのは少し当てはまる気がする。気持ちが沈んでいるとき、自分は貪欲になってしまうのかもしれないと思うと、何となく嫌なので貪欲になりすぎないように気にかけながら生活していこうと思った。
・私はよく小さなことに対して怒りを覚えることがありますが、それが持続することもほとんどないし、怒りによって何かアクションを起こしたこともほとんどないと思います。怒りとはまた何か違うかもしれませんが、上手くいかない自分に対して怒りや悔しさを覚え、それをばねに努力をすることはよくあります。自分のタイプのウィングやセンタータイプなどについても、結構思い当たるところがありました。自分のタイプは「完全でありたい」というタイプでしたが、常に完全であることは難しいし、完全をずっと追い求めることは難しいと思うので、程よく力を抜いて頑張っていくことが大切だと思いました。
自覚がある場合もあるようです。
解釈が甘く、自覚に至っていない場合もあるかもしれません。
いずれにしても、自分にはどういう傾向がある、といったことなどを知っておくことで
上手くいくこともあるでしょう。
大事なのは、自分は固定的なものではなさそうだ、ということです。
ずっと変わらない部分もあるでしょうし、
今後の人生で出会う人、ことなどに影響を受けて変わっていくところもたくさんあるでしょう。
保護者の皆様も、エニアグラムについお子様に聞いてみてください。
プリントを持ち帰り、ご家庭で親子でやってみても面白いと思います。
自分を深める学習2年F組担当:神田上巳