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2020年7月 2年生 休校期間中に思ったこと (7/4)
2年生は昨年自分を深める学習を受けていますので
最初の時間は休校期間中にどんなことが頭をよぎっていったのか思い出してみました。
人は感じ入ることがあると自分を振り返るものですが
その時に思ったことは時間が経つにつれ薄れていくのも、また人です。
学校が再開したこの時点で一度振り返ってみることは必要な事でしょう。
・最初は学校がなくなってラッキーと思っていて、家にいる時間を楽しんでいました。でも、1カ月もすると学校が恋しくなり、外に出たいなと思うようになりました。感染者がピークになっていた時、先の見えない毎日が続いていて正直不安もあったし、この先もとの生活に戻れる日は来るのかな?と思いました。オンライン授業が始まった時も勉強が分からなくなっていて結構焦ったし、やはり学校の存在は大きかったんだと改めて実感しました。この期間に家事の手伝いを始めてみて、家事の大変さも知りました。改めて気づく生活のあり方、当たり前の生活に気づくよいきっかけになった気がします。この期間で得たことを忘れず「新しい当たり前」に慣れたいなと思います。
・休校前は「学校だりぃ」と言っていたが、休校からしばらくたって「学校行きてぇ」と言うようになった。休校を通して日常のありがたみを知った。本来ならあるはずの3年生の最後の大会が中止になってしまい、普段はヘラヘラしていて「部活面倒くせぇ」とか言っていた先輩が、中止の連絡でとても悔しがっていた。なんだかんだ言って本気で取り組んできたことが無になってしまうことは本当に辛いだろうし、後輩である自分も辛かった。そして部活をできるありがたみもまた知った。
・当たり前のように毎日学校に行って友達と話して部活に行って帰るというのが、本当は当たり前ではなかったんだなということで、当たり前っていうのはないのかなと思った。毎日を大切にして充実させていきたいなと思った。
・一番最初に休校になったときは、部活もなくて学校もないなんて最高だなと思いました。実際、休み中家で過ごす日々は、何にも追われることなく自分の時間をのんびり過ごせて最高でした。でも、いつの間にか3か月も休みになり、さらに部活の先輩たちの大切な大会もなくなって、今まで当たり前にやってきたことが当たり前ではないことに気付きました。特に1個上の先輩にはとてもお世話になっていたので、すごく心が痛みました。これまで私は、正直、部活で言われたことをこなすだけでした。でも今回のことがあり、これからの部活は先輩の思いをしっかり受け継がなきゃなというように、意識が変わりました。
これはごく一部ですが、休校期間中に色々な思いが頭をよぎったようです。
その中でも一番多かったのが「当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかった」という内容でした。
毎日学校に行ける当たり前
毎日部活動ができる当たり前
友達と楽しい時間を過ごせる当たり前
毎日食事ができる当たり前
家族がいて幸せな日々を送ることが出来る当たり前
こういった「当たり前」だと思っていたことが、実は当たり前ではなかった
当たり前だと思って大事に思わなかった自分がいることに気付いた
「当たり前」というものは実は一つもないのかもしれない
「当たり前」に感謝しようと思う
といったことが頭をよぎったものが多くいたのだと思います。
生徒諸君だけでなく私たち教員も同じです。
授業で直接顔を見て説明ができる当たり前
部活動ができる当たり前
何よりも学校に生徒諸君がいるという当たり前
大事にしないといけないと改めて思いました。
自分を深める学習 2年F組担当:神田上巳