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2019年6月 2年生 『変わる』(6/29)

投稿日2019/06/29

高校2年生の1学期は「エニアグラム」「一番の出会いは交通事故」、ビデオ教材「居場所をください」「サッカー教師」「WOOD JOB」など扱ってきました。どの教材も根底にあるのは『変わる』ということだと私は考えています。1学期最終回の授業で『変わる』についてのまとめを行いました。

以下は生徒の考えです。

 

変わる”ということは人生において必要なことだと思うが人は簡単には変われない。変わるためには何か大きな経験や出来事がないといけないと思う。自分はまだ大きくいい方向に変われたとは思っていないが、中学の時と今とでは確実に変わった点がある。中学野球をしていた自分は毎日野球ができていることが当たり前で、支えてくれる人の事など正直考えたこともなかった。レギュラー争いもなく、試合に出ることも当たり前だった。現在高校野球をやり、昨日夏の大会のベンチ入りが決まった。努力していても入れない人もいる中、自分は入ることができた。そこで中学までとは全く違う感覚が今の自分にはある。それはベンチ入りできなかった人が支えてくれているという事実に対しての感謝やありがたみだ。高校野球を通し周りの人との関わりや野球に対しての熱量が増えたことで、自分は変わった。これからも様々なことを通し何か自分を変化させ続けていけるように過ごしていきたい。

 

 

一つ一つの発言や行動に責任を持つということが大切だと改めて考えるようになった。部活では部長をやって、指示することが増えていくなか、口だけではなく行動でも示していきたいと思うようになってきた。変わることは必要だと思う。そして、私も変わっていきたいと思う。今の私はWOOD JOBの主人公の最初の頃と同じような人間だと思う。ガムを飛ばして職業を決め、少しの理由でその道に行く。そんな軽い気持ちで物事を決めてはいけない事は自分でもわかっているが、今の私もあまり深く考えずに物事を決めてしまうことが多々ある。このままだとこの先大事な決断をしなければならないときにも少しの理由でこの先の人生を左右させてしまう時が来るのではないかと思う。だから物事をしっかり深く考えて決断できる人間に私はなりたい。しかしWOOD JOBの主人公はその決めた道で自分を変えることに成功した。どの道に行くかではなく、その行った先の道でどう過ごすか、自分をどう変えられるかが大事だということもこの映画から学んだ。

 

 

自分自身の過去と比べて変わっていると思うし、これからも変わっていきたいと思う。私はもっと積極的な人間になりたい。人間関係でもそうだし、自分の将来についても積極的じゃないと絶対と言っていいほど叶わない目標だから。今の自分はこの目標を誰かに笑われるのが怖くて、それを言い訳にして自分から何かを変えようとしてない。だから誰かに笑われても、何を言われようとも、目標に向かって努力できる人になりたい。

 

 

1学期の授業を振り返り「変わる」というテーマを通して、自分自身を見つめなおす時間になったと思います。今の自分ではダメだ。もっと変わりたいという生徒の意見が非常に多かったです。私自身も「変わる」ことは必要だと考えています。今に満足しては、成長はありません。

 

ビジネスの世界では『現状維持は後退の始まり』と松下電器の創業者である松下幸之助氏が言葉を残しています。人間、ともすると変わることに恐れをもち、変わることに不安を抱きます。しかし、すべてのものが刻々と変化する今日、現状に安ずることは、即、後退につながります。今日より明日、明日よりあさってと、日々成長していきたものです。

 

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

 

私の好きな言葉の一つです。

変わろうと努力することで、運命すら変えられると私は信じています。生徒一人ひとりの高校3年間と携わっている私にとって、少しでも生徒が変わりたいと思うきっかけを与えられるような教員になりたいと思います。そして、生徒の変化にこれからも寄り添っていきたいと思います。

 

 

自分を深める学習 2年A組担当:森田正裕