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2018年9月 1,2年生 働くということ (10/4)
1年生も2年生も2学期は「働く」というテーマで授業を進めています。
どう生きていくかということを考えるに当たり、職業のことを考えることは避けては通れません。
高校生諸君に職業と言っても、大学受験のほうが目前に迫った目標というイメージが強く
更にその先のことである職業のことまではほとんど考えたことがない、というのが大方のようです。
しかしよく考えてみてください。
高校1,2年生ということは、大学に進むとしてあと4~5年で就職活動が始まるのです。
そんなに先の話でもないのです。
1年生は、フリーターに焦点を当てたNHKスペシャルの映像「フリーター漂流」、
知的障害者が社員の7割という日本理化学工業にスポットを当てたテレビ東京の「ルビコンの決断」、
サーカス倒産後もピエロにこだわる若者を追ったフジテレビの「ザ・ノンフィクション ~倒産ピエロ~」
などを視聴しました。
2年生は、1学期の終わりからNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」より
ハイパーレスキュー隊長、ガン看護師、リンゴ農家、サッカー教師を扱った回や
歌手:川嶋あいにスポットを当てた「金スマ波乱万丈」、
映画「ウッジョブ」や「ちょっと今から仕事やめてくる」
などを視聴しました。
それぞれ何かしらの職業に関しての映像ですが、
その職業に就きたいかどうかではなく、登場人物たちがその職業をどのようにとらえているかなど
「働く」ということの意味を考えるように話しながら視聴してきました。
ドキュメンタリー映像が印象に残った者もいるでしょうし
映画が心に刺さったという者もいるでしょう。
いずれにしても長い人生の半分以上を過ごす職業において
職場であるいは社会の中で、どのように自分の意味を見つけていくかということは
生徒諸君が各自で考え探りながら進んでいくしかないことです。
飛ぶようにすぎる毎日を過ごす我々大人も
仕事の意味や自分の意味を考えながら日々を過ごしているわけではありません。
むしろ忙しいことを理由に日々のルーティーンをこなすだけの毎日にしてしまっているのではないか。
そんなことを考えながら映像を見せています。
出来れば
どんなものを視聴したのか
それを観てどう思ったのか
ご家庭で話題にしていただければ幸いです。
自分を深める学習 1年F,G組・2年J,S組担当:神田上巳