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2018年9月 2年生 自分を変える(9/5)
「文『部』両道」。本校の柱の一つとして掲げているものです。生徒の80%以上が部活動に参加し、学校の活性化の一翼を担ってくれています。今回はその実情と展望について書いていきたいと思います。
1学期を終了すると、本校では3年生の特別講習と1・2年生には終業式後の特別授業が4日間、後半の4日間に夏期講習の設定があります。その間は部活動や各自での学習等になります。
実情、どのくらいの生徒が文部両道を実践できているかと100%にはまだほど遠いというのが実情かと思います。何故か。大半の生徒はやらなければいけないというのは分かっていますが…学ぶことに身が向かないという言葉をよく耳にします。それは高校1・2年生の時点での学ぶ意義が見いだせていないからに他ならないのではないかと考えます。大人になってから「勉強しておけばよかった」ということを話しているのと繋がるのではないでしょうか。中には自分の現状に気づき、自分自身を変えたいと思っている生徒も少なくないと思います。
2年生1学期の自分を深める学習の中では、「自分を変える」というテーマと「職業」について考える時間を作りました。映画やドキュメンタリーを通して主人公が変わりゆく姿を見て考える題材を視聴しました。また、家族や親せきを始め、学校の教員など、生徒は限られた視点でしか職業について知りえる機会がありません。そこで授業を通して出来るだけ多く、または生徒のニーズに即した職業についての題材を扱いました。
感想からは刺激を受けたり、自分と重ねて自らを省みたり、また、新たな職業の発見に興味関心を持ったりと様々な考えが見て取れました。中でも「学ぶ」ことの大切さを再認識したというコメントが多数あったことにも関心致しました。
この授業に限らず、指導する側の知恵と創意工夫が生徒自身の考えのちょっとしたきっかけになりうることが多々あるのだと再認識させられました。今後もあらゆる角度から様々な題材を提供し、自ら動き、自ら学ぶという真の文「部」両道を生徒と共に作り上げていければと思います。
自分を深める学習 2年E,F組担当:小林康裕