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前後の日は晴れの予報なのに、その日だけ傘マークがついていた３月２日。

予報から想像していたほどの雨に降られることなく第７２回卒業式が挙行されました。

 

 

新型コロナウィルス感染拡大防止のために内容を大幅に縮小し

卒業生と教職員のみ参加での卒業式となりました。

 

 

 

 

 

 

校長先生は式辞の中で

「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる。」

という、「鉄の女」と呼ばれたイギリス初の女性首相、マーガレット・サッチャー女史の言葉を引き合いに出し

グローバル時代においては、自分の頭で考え、判断し、自ら行動することが必要です、と語りかけました。

そして、成徳の精神を持った若者になって欲しいと、卒業生に力強いエールを送りました。

 

 

 

ブラスバンド部の演奏に合わせて拍手の中を入場・退場する、ということもなく

卒業生諸君は気持ちを高めることなく式が終わったのかもしれません。

それでも、今日のこの日を迎えられたことを、是非、保護者の皆様に感謝してください。

 

保護者の皆様、

この日を心待ちになさっていたのにもかかわらず

同じ場所でお子様を見守る機会をお持ちいただけなくて申し訳ありません。

３年前の入学式で、不安と期待の表情をまだ幼さが残る顔に浮かべていたお子様方は

立派な若者に成長して東京成徳を力強く巣立っていきました。

私たちは巣立っていった若者たちの後姿を忘れません。

振り返らず、前をしっかりと見て、自らの人生を切り開いていくことを信じています。

 

本日はご卒業おめでとうございます。