News
第75回卒業式
3月2日、天候に恵まれた良き日に第75回卒業式を行いました。
高等部、中高一貫部あわせて483名が巣立っていきました。
来賓のご入場後に
会場の全員で卒業生の入場を迎えます。
卒業証書や賞状などの授与の後、
校長先生の式辞がありました。
校長先生は
「今までの学びが大学の合格で終わることなく
大人になっても向上心を持って学び続ける姿勢を忘れないでください。」
と卒業生に語りかけ
更に建学の精神、「成徳=徳を成す」に触れた上で
「自分を尊重し、自分を愛し、自分の良さを知ることで
他の人を尊重し、愛し、良さを知ることになります。
是非、成徳の精神をもって学び続けてください。」
とエールを送りました。
式の最後に、代表生徒の言葉を両方の校舎から1名ずつの代表生徒が読み上げましたが
両名ともに生徒会長として行事に取り組む中で
コロナ禍での制約が多かったことを挙げていました。
しかしその中でできることを仲間と意見を出し合いながら模索し
その結果、一層団結することができたこと、
そして制約が徐々に解除されていく途中では
ただコロナ前に戻すのではなく、コロナ以前の良いところは残しつつ
新たなものを造っていこうと取り組んだことを振り返っていたことが印象的でした。
当たり前であったものが実は当たり前ではないと思い知らされたこと
新しいものを生み出していく苦しみと出来上がったときの達成感
そのようなものを各3年間、6年間で味わってきた皆さんなら
今後の人生で存分に成徳の精神をもって学び続けていくだろうと思います。
式が終わってほっとした表情で退場する卒業生の姿は
ひとつのことをやり終えたという本当に晴れ晴れとしていてさわやかな笑顔でした。
卒業生の皆さん、
皆さんは「先生、お世話になりありがとうございました。」
と言ってくれます。
でも、お礼を言いたいのは私たちの方です。
皆さんの3年間、6年間の中にあった
楽しかったことや辛かったこと、悲しかったことも悔しかったことの
一つひとつの全てが大事な日々だったのです。
その日々を皆さんと一緒に過ごすことができたのですから。
皆さんがいることは当たり前のことではなく特別なことだったのだと
今更ながらに強烈に感じています。
卒業生の皆さん
一緒に過ごすことのできた素晴らしい日々に感謝します。
皆さんがそれぞれの人生を確かに進んでいくことを祈っています。
卒業、おめでとう。