報道委員会

報道委員会の活動:自粛明けの学校生活や本校の遠隔授業について取材しました

投稿日2020/08/11

本校では、5月11日から遠隔授業をおこなっていましたが、分散登校・時差登校を経て、6月22日より通常授業を開始し、8月8日に1学期の終業式をおこないました。5月・6月の話題になりますが、報道委員に「生徒の目線から見た」本校の遠隔授業や学校生活について複数の委員に記事を書いてもらいました。記事の内容が重なっている部分もありますが、ご覧いただければと思います。   

  報道委員会顧問 鴨下

 

 

<自粛明けの学校生活>

・久しぶりの通学、久しぶりの友達、久しぶりの先生、なんだか新鮮な気持ちでした。下駄箱前にはアルコールが置かれ、手の消毒についての指導が徹底されていました。昼食の時間は今までのようにとはいかず、机は前向きなまま、会話は避ける形式での食事となりました。自分もなるべく人との距離をあけ、家に帰ったら手だけではなくスマホや制服も消毒することを心がけました。最近コロナ対策の意識がだんだんと薄れていっているように感じます。気を抜かず消毒、体温を記録することを忘れずにしていこうと思います。 

 記者:K

 

<自粛期間中の遠隔授業>

・昨年の終わり頃から出現、徐々に勢力を拡大し、いまだに猛威を奮い続けているCOVID-19により、私たちは生活の変化を余儀なくされました。政府や東京都からの要請により3月初頭から学校は休校。その影響で通常授業が、事実上実施不可能となりました。

また、「三ヶ月近い休みは学力の低下を招く」という懸念や「従来の授業体系を実施可能な時期のみ行うのでは学習面や進路面で様々な問題が生じる」という判断から、5月の連休明けよりMicrosoft Teamsを使った遠隔授業が行われました。未曾有の事態で、最初はみんな戸惑っていましたが、生徒に不利益にならないようにと先生方々が全力で対応に当たられていました。急遽導入したツケが回ってきたのでしょうか、授業によっては、画面が乱れる、先生への質問時に回線が途切れる、ミュート忘れなど、先生・生徒両方で様々な問題が発生していました。それでも後半にはそのようなことも少なくなり、結果的に授業をしっかり受けるとこが出来たと思います。   

 記者:Y、記者:M、記者:IT

 

・遠隔授業、始めの一週間は試行期間として主にクラスや学年でのH.R.を行い、次の週から本格的に授業が開始されました。具体的には、「朝10:00頃に朝のHR」「午後2時30分ごろまで4コマの授業」「終了のHR」といった流れでした。自粛期間中は人と会えず、勉強も思うようにできない状況で不安や焦りがありました。そんな中、オンラインでクラスの人や先生と繋がりを持てたことは、私たち生徒にとって大きな心の支えになったと思います。学校再開後の今もコロナ対策は必要です。気を抜かず学校生活を送っていきましょう。  

 記者:I、記者:IT

 

 

 

・Teamsへの登録の時点で戸惑う生徒が多くいましたが、動画や電話等によるやりとりで全ての生徒の登録が進み、遠隔授業が受けられる体制が整いました。私はアナログな人間なので登録や映像授業にとても四苦八苦しました。しかし、世の中はデジタル化が加速しており、将来遠隔授業が当たり前になっていくかもしれません。時代に順応できる人になりたいとより一層強く思った期間でした。  

記者:YM

 

・遠隔授業では、PowerPointやアプリのノートを利用した授業が進められました。スライドを見ながら説明を聞き、普通の授業と同じくノートを取る形式が多かったです。先生が作った動画を見る形式もありました。最初は「アプリの使い方が分からない」「朝起きるのが苦手で遅刻する」など様々なトラブルがありました。個人的には、授業4コマ分を全て画面を見ていなければいけなかったため、目が疲れて集中できなくなることが多々ありました。「このまま継続して大丈夫なのだろうか」という心配もありましたが、みんな次第に慣れて来たのかトラブルも減っていきました。遠隔授業が便利だということはよく分かりましたが、いつもの学校のように友達と分からない所を一緒に考えながら問題を解いたりすることができないし、先生方からも「生徒の顔が見えないと不安だなあ」という声を聞きました。

感染者の数が増えてきており、もう一度緊急事態宣言が発令されるのではないかという不安があります。そうなると、例年に比べ授業の進行に今以上の差が生まれてしまうと思われます。感染者が減ることで、遠隔授業も実施せず、学校に行って安心して授業ができる状況になることを願うばかりです。  

 記者:K

 

・私は今まで遠隔授業というものを知らなかったので、どのようにして行うか疑問に思っていました。また、難しいのではないのかというような不安もありましたが、やってみると意外と簡単に操作が行えるようになっていました。どの授業でも分からない部分を先生に聞くことができたので、自分的には普段の授業とあまり変わらないと感じました。今はもう登校を開始しているため普通の授業ですが、また遠隔授業になっても大丈夫だろうと思います。   

記者:R

 

・私も情報社会の時代に生まれていますが、機械の操作は若干苦手なので授業を受けるのにも一苦労でした。インターネットを用いた新しい授業スタイルを経験して、時代の変化を嫌でも感じることになりました。同時に、短期間での変化では様々な問題が浮き彫りになりました。臨時休校も終わり、8月8日に1学期が終了となりました。また緊急事態宣言が出されるかもしれないと耳にしました。経済は限界だと言われてますが、私たちも限界だと思います(少なくとも私はそう)。遠隔授業は利点も有りますが、私はあまりやりたいとは思いません。不安ですが今やれることを頑張りたいと思います。  

  記者:M

 

・この状況では中間テストが行えず、7月の期末テストと課題で成績がつくことになりました。テスト範囲が長くなり、勉強や課題が重く感じました。私たち高校生は、この自粛期間中に「自分で学習の遅れ分を取り戻せた人」「更に学習を進められた人」「全く何もしてない人」でとても大きな差がでてきてしまったと思います。こんな状況でも今自分にできること、自分が目の前に見えているものから、ひとつひとつやり遂げるべきであると、5月から7月にかけて強く感じました。

   記者:IT

 

 

追記:通信トラブルなどがあり、遠隔授業がうまく伝わらなかった授業も発生しました。各ご家庭の協力もあり、後半にはかなり改善できていたと思います。授業に使用した動画について後日一括して閲覧できるよう設定したり、後日の通常授業において復習する時間をとるなど、学校としても工夫をしています。

 報道委員会顧問 鴨下

 

 

==

以下は、「生徒の目線から見た」本校の感染対策についての記事になります。7月20日に、すにで投稿された内容です。

 

 

・東京成徳では新型コロナウイルス感染症に対する様々な対策をしています。主に、消毒・マスク着用・換気などです。また、手洗いの徹底やソーシャルディスタンスを促すポスターの掲示があります。昇降口、各教室前の廊下、体育館、カフェテリアなど学校中に消毒液が設置されていて、教員・生徒共、自主的に登下校時や休み時間に手の消毒を行っています。加えて、毎朝の検温を徹底しており、MicrosoftTeamsやFormsを利用した日々のデータ入力によって健康状態が管理されています。小さな体調の変化にも気を配ってくれているようです。他にも定期的な換気、実技授業での十分な間隔の確保、授業終了後の机とイスの消毒なども行われています。このような様々な対策をしながらも、私たちは学校生活を楽しく過ごすことができています。

一時期は落ち着いた感染者の増加も、ここ数日では200名前後と増えてきています。マスクの着用・手洗い・うがいなど、基本的なことを一人ひとりが徹底して、これからも継続していくことがコロナ終息に向けての一番の近道なのではないかと考えています。第2波がくると言われているので、自分でできる限りの感染防止を心がけるという意識を持ちながら、今後の生活を送っていきたいです。       

 記者:2M ,記者: ,記者:I

 

・都からの要請が解除されたこともあり、分散登校を経て通常授業を再開しました。分散登校では、出席番号の偶数、奇数番号ごとに登校日を分散する形式をとっていました。登校時の手の消毒、教室の常時換気、夕方のラッシュ時と当たらないようするための部活動の活動時間制限など、個人単位から学校単位まで感染予防策を徹底して行っており、生徒から教員まですべての人の体調を把握し、感染者を出さない、増やさないことを念頭に諸活動を行っています。しかし、昨今の情勢から第2波到来は確実ともいえる状況になり、さらなる対応が求められることが予測されます。新しい生活様式に慣れるように自分自身も心がけながらも、どのような状況でも臨機応変に対応できるように活動をしていきたいです。   

 記者:Y 、記者:I

 

・長い自粛期間が明け学校にも登校できるようになりました。しかし東京での感染者数も増えており油断できない状況が続いています。生徒も先生もマスクをしっかりとつけており、生徒同士でもつけていない人がいたら注意したりと、感染防止に対する意識が見られます。昼食の前に手を洗う人も以前より多く見られるように思えます。これからも他人事だと思わず感染防止に努めていきたいと思います。    

 記者:K