報道委員会

報道委員会より体育祭レビュー

投稿日2019/06/07

あなたは、運命というものを信じますか?

私たちのいかなる営みにも因らず、目に見えない絶対的な力で全て既に決しているという、「運命」を。

難しい話ですよね。

 

では、質問を変えましょう。

 

もし、運命というものがあるのなら、私たちは何のために努力をするのでしょうか。

私のいかなる行動も因果に呑まれ、あなたの無量の尽力は無に帰すのです。

それなのに、一体どうして我々は努力をするのでしょう。

 

突飛に感じるかもしれませんが、私は「体育祭」というものがその一つの解なのでなないかと考えています。

令和元年、5月28日に執り行われた、あの体育祭こそが…。

 

 

さて、そんなことは置いといて、どうも! 東京成徳大学高等学校報道委員の安仲です!

この記事では、先日行われた本校の体育祭の様子を、数枚の写真とともに振り返っていきたいと思います。

 

まず最初に行われた競技はこれ、「大玉ころがし」です!

見た目にはコミカルな競技かもしれませんが、あの大玉は意外と重く

それを転がすのにはかなりのパワーが要ります。

 

 

続いての競技は、「4人5脚」。

人と人とが力を合わせることを「2人3脚」と例えることはよくありますが

4人5脚ではそれをはるかに上回るコンビネーションが必要になります!

「絆(きずな)」か「絆し(ほだし)」か、それは選手一人一人の思い次第なのです。

 

 

次に行われたのは、「綱引き」です。

自分の陣地に向けて、懸命に綱を引き合います。

選手達からも「令和の時代を引っ張っていくのは私たちだ」と言わんばかりの勢いを感じます!

 

そしてこれは「パン食い競争」の様子です。

食欲というのは人間の三大欲求の一つです。

この場において求められるのは、その本能を覚醒させること!

我を忘れてパンに飛びつけー!

ちなみにパンは全て袋詰めされていますので、衛生面に問題はありません。

コンプライアンスはバッチリです。

 

 

続いて行われたのは「大縄とび」です!

ただでさえ風が強く砂嵐が巻き上がる中、

ものすごい砂埃を巻き上げながら、それでもクラス一丸となって掛け声を上げて回数を重ねていきます。

 

 

 

次は「HRリレー」です。

HRリレーでは、各クラスの中で選抜されたメンバー達が、クラスの威厳をかけて走ります。

体育祭も半ばにして、これまでにない盛り上がりを見せました!

 

 

ここでお昼休憩です。

ダンスによる応援合戦なども行われ、非常に盛り上がりました!

言葉よりも見た方が早いですね!

 

 

そして、午後の部最初の競技となったのは「部活動対抗リレー」です!

陸上部や野球部、サッカー部などの大御所運動部の意地のぶつかり合いや、

帰宅部などによるおもしろ走り(?)など、見所ばかりのレースでした!

 

 

続いて「障害物競走」です!

毎年おなじみ三輪車、もはや親の顔よりも見た光景です(?)。

お題ゾーンは今年も大忙しでした!

伝えたいことは山ほどありますが、記事のスペースもありますので、この辺で…。

 

 

次の競技は「台風の目」!

これまではなかった新たな競技です。

新たな試みということで手探りの中でしたが、それだからこそ選手達の力強さが映えます!

 

 

そして次は「棒引き」。

こちらは写真を撮ることができませんでした。

皆さんに様子をお見せできず残念です。

これまたパワフルな競技でした!

しかし棒引きはただパワフルなだけでなく、どの棒を狙うかという作戦力も問われます!

体力と知力の対決!燃えますねえ!

 

 

体育祭もラストスパート、「騎馬戦」です!

筆者である私も実況席付近で見ていましたが、

激しい砂埃によりなにがなんだかわからないほどの凄まじい戦いでした!

やはり体育祭の醍醐味ですね。

 

 

そして、本年度体育祭最後の競技、「団対抗リレー」です!

各団の選りすぐりのメンバーによる最終決戦!

様々な競技がありましたがやはり最後を飾るのはど鉄板のリレーです!

最後の最後まで大興奮のレースでした!

 

 

そして、全ての競技を終えたのち、最終結果が出ました。

 

ダンスは、青団が一位。

総合結果では、赤団が優勝しました。

白熱でしたね…!!

 

ちなみに、写真は報道委員の辻田さんが撮影したものです。

 

 

 

さて、冒頭に私は、皆さんに問いました。

「運命を信じるか」と。そして、「運命があるなら、なぜ努力をするのか」と。

もし運命があるのなら、体育祭でどの団が優勝するのかというのは、

あるいはどの競技で誰か勝つのか、どこで誰が追い抜き誰が抜かされるのか、

それさえも変えようのない決定事項ということになってしまいます。

 

では、そんな決定事項をなぞるだけの体育祭に意味などなかったのでしょうか。

 

否。

我々の手には残ったものがあります。

それは、目には見えないし、儚く脆いかもしれません。

しかし、たしかに感じ取ることができるものです。

言葉にすると安っぽいですが、あえて書くのならそれは「友情」のようなものなのではないでしょうか?

努力で勝ち取ったもの、それはまさに「友情」なんじゃないんでしょうか?

 

運命に逆らうこと、その意義。

その一つの解として、私は「友情」を提示したいのです。

未来ある若者の一人として。

 

…「未来」だなんて、運命論には似合わない言葉ですがね。

 

ここまでの一連のよくわからない文字列にお付き合いいただき、ありがとうございました。

ここでシメとさせていただきたいと思います。お手を拝借。ご唱和ください!

 

成徳生、ファイト!!!!!

                                   報道委員会:文:安仲  写真:辻田