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2019年4月 2年生 新年度が始まりました(4/23)
2年生の授業も始まりました。
2年生の1時間目は、エニアグラムをやります。
エニアグラムとはギリシア語に由来します。
2000年くらいの歴史のある由緒正しいものであるということです。
自分を理解することで他人も理解できるようになり
他人を受け入れることで調和も生まれる。
そのためにより良い自分になるのが目的のものです。
9つのタイプに分類されますが、タイプによる優劣はなく
それぞれのタイプにそのタイプ特有の欲求、恐れ、囚われがあります。
今回は、その「囚われ」について聞いてみました。
「囚われ」とは人を突き動かす元となるものです。
各タイプの囚われ
タイプ1:憤怒
タイプ2:高慢
タイプ3:欺瞞(ないし虚栄)
タイプ4:妬み
タイプ5:強欲(ケチ、溜め込み)
タイプ6:恐怖
タイプ7:貪欲(あれもこれもを求める)
タイプ8:肉欲(過剰な刺激を求める)
タイプ9:怠惰(とくに精神的怠惰)
解釈の仕方など、ちょっと何かを読んだだけでは簡単に理解できるものではないのでしょうが
とりあえず、自分の結果を見てどう思うかを書いてもらいました。
・私はタイプ5でした。囚われは強欲(ケチ・ためこみ)です。あまり自覚はありません。半分当たっていて半分違うような感じです。ただ、自分が思っていないだけで他の人から見たらそう見えているのかなとも思いました。欲しいものがあったらそのために取り組んだりはするので、ケチになる部分があるかなとも思いますが、欲しかったら割とすぐに買ってしまうので、ケチとも言い切れないとも思います。
・僕は虚栄心があるのでこの囚われが当てはまっていると思う。中学の時、自分はすごいんだと言いたくて、話している相手は自分より下の人間だった。自分よりも上の人間と話をしていたら、もっと成長できたのではないかと思った。感情センターの部分ではあまり当てはまらないと思った。僕はあまり感情を表に出すことはない。でも、もしかしたら感情で動くことがあるのかもしれないので、気をつけてみてみたいです。
・自分の囚われは強欲と出た。たぶん当てはまると思う。普段生きてて欲に突き動かされるようなことはほとんど無い。しかし、心が満たされないような虚無感は常に感じている。一体自分は何を求めているのか、それがわからない。何かを成し遂げたときの達成感や、欲しいものが手に入った時は確かに嬉しさを感じる。けれども、それで満足するようなことがあまりない。何をしても満たされないという意味で、自分は強欲というのは正しい気がする。
・自分の囚われは「憤怒」だった。中学の部活では自分よりうまい人が多かった。よく、プレー中思っているようにいかなかったり、人がうまくできていると自分にイラついた。そう思ったときには必ず公園に行って自主練をした。そういった面では突き動かされた経験はあると感じた。
・私はタイプ6という分析結果が出ました。タイプ6の囚われは「恐怖」ですが、私はこの結果を受けて確かにそうだと思いました。確かに私は「成績を落としたくない」「友達として認識されなくなるのが怖い」などの「恐怖」という囚われに突き動かされて、一生懸命勉強したり、友達に合わせて何かをしたりしていました。ただ意外だったのは、タイプ6の欲求は、「安全に守られていたい」恐れは「サポートを失うこと」というのは少し意外でした。今回の結果を通して、日々の生活を見つめ直すと、私は本当に数多くの恐怖を察知しているなと思いました。特に、「何かを失いたくない」という恐怖が大きいなと感じました。
自覚がある場合もありますが、解釈が未だ甘く自覚に至らないということもあるでしょう。
いずれにしても、自分にはそういうところがあるのだと思っていることが大事です。
これをお読みになるご家族のみなさんも、是非お子さんにどのタイプだったのか聞いてみてください。
出来れば、是非ご一緒にエニアグラムをやってみてはいかがでしょうか。
自分を深める学習 2年S組担当:神田上巳