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~自分を深める学習・授業報告~ 2022年9月24日
「顕微鏡と望遠鏡」
~自分を深める学習・授業報告~ 2022年9月24日
◎自分を深める学習の授業で視聴覚教材を使用する意義
(音楽CD・映画、映像DVD・ドキュメンタリー&ミュージカル鑑賞等を巡って)
*はじめに
2学期がスタートして早1ヵ月、「自分を深める学習」の授業も始まりました。
1学期の授業内容を振り返ると共に、高校2学年が7月7日(七夕)にKAAT神奈川芸術劇場にて鑑賞した「ノートルダムの鐘」ミュージカルについて報告します。
(1)ミュージカルを巡って
1学期の授業でバイオリニスト:千住真理子さんの言葉を引用して
⁂ 音楽は人を裏切らない ⁂ 音楽は人を傷つけない
を紹介しました。
今回のミュージカル鑑賞でこの言葉の意味を思い返した生徒もいたようです。
それは皆さんの感想や考えたことなどからも伺えます。
例えば
◎始まった瞬間、歌声に鳥肌が立ちました。
◎演技が素晴らしく音楽や空気感、舞台のセット等全てに本当に感動しました。
◎役者さん達の演技や声量が凄くて、心に響くなと感じました。
◎命を張って誰かを助けることが出来ることは凄いと思った。
◎演劇なのに目の前に起きていることが本当に起きているようなそんな迫力がありました。
◎演技者のたくましい声と迫力に鳥肌が止まらなかった。声の伸びが凄かった。
◎スタンディングオベーションがとても楽しかったです。
◎歌めちゃくちゃ上手い!!凄い!!感動した。
◎とにかく迫力に圧倒され感動した。
◎歌のハーモニーが綺麗でした。
これらの<共感、共振、感性>を是非大切にして下さい。
(2)視聴覚教材から学ぶ「自分を深める学習」の授業効果について
今回のミュージカルを鑑賞した後に「映画はいつも眺めのいい部屋」村田晃嗣 著
(ミネルヴァ書房)という本を読みました。この本の中で著者は
{人は記憶を通じて過去と、想像力を通じて未来と繋がっていられる。映画は我々の記憶力と想像力を補給し、拡張する装置。現在にとっても顕微鏡や望遠鏡の役割を果たしてくれる}
と述べています。
これらの指摘は、映像や舞台・ミュージカルを鑑賞・視聴する意義を「顕微鏡と望遠鏡」という装置に置き換えて視覚・聴覚効果を端的に語っており明快な主張です。
(3)今後について (2~3学期)
2学期以降の授業でも「視聴覚教材」による授業を継続し実施展開します。
各々の教材は全て生徒の皆さんにとり、意味があり深く!!考える(模索する)きっかけとなるように選択しています。
*濃密な授業時間となることを願っています。
◎追記:受験生の皆さんへ
上記の通り、本校:東京成徳大学高校では独自の授業プログラム「自分を深める学習」を実施しています。興味・関心がありましたら是非お気軽にご相談下さい。
皆さんのご健闘を祈ります。
2年 授業担当:大池秀樹