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2020年04月16日 更新情報

本校のオンライン学習の様子について①

413日よりオンライン学習がスタートしました。新型コロナウイルスの影響で生徒の皆さんはとてもストレスのある毎日となってしまいました。

本校では、少しでも学校生活に近づけるように、これまで培ったICT技術を活用し、各学年で年齢に見合った工夫を行い、1日の学校生活をオンラインで行えるように計画いたしました。

3月より検討を重ね、生徒の状態を推察しながらシュミレーションを重ねて参りました。その中で特に配慮したのは『生徒の立場にたって考える』ということです。

オンライン授業(リアルタイムで授業を展開す形式)では、どうしても参加できない生徒が出てしまったり、ネット環境の差などでうまくいかないタイミングが出てしまったりするのではないかと考えました。そこで、今回の休校期間で最も大切に考えることは生徒の安心・安全を確保したいということでした。

人に会えない自宅待機の中で少しでも『顔を合わせる時間』を確保する安心感。いつ学校が始まっても良いように生活リズムを崩さず、健康管理を行い、安全な自宅待機をしてもらえるような試み。

こうした生活を送れるように協議を重ね、本校独自の『オンライン学習』を計画いたしました。

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まず、起床時間・活動時間・就寝時間の3点を支点に学校生活が成り立つと考え、朝のホームルームをzoom(テレビ電話を使ったコミュニケーションツール)を使って行い、生徒と教員が顔を合わせます。もちろん生徒同士はホームルームが始まる前に全員で会話などを楽しんでいます。

生徒が集まったころを見計らって、教員よりホームルームを行います。教員からの連絡は早々に済ませ、生徒からのスピーチであったり、自己紹介(新クラスの相手に対して行う)などを行っています。

ホームルームが始まる前には事前に今日の課題の配信と連絡を行います。

連絡はGoogle Classroomを活用し、zoomホームルームの前に行います。

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ホームルームを終えると生徒たちは課題に取り組みます。課題は1日最低3つを行います。各課題にかける時間の目安は1時間です。生徒たちは自分の可能な時間に好きな順番で、今日の締め切りまでに課題に取り組みます。教員の担当者は課題の提出を確認し、採点などを行い生徒にアプローチをしていきます。

生徒達には体調不良やストレス生活の疲労など『見えない壁』が出ていると感じています。休校中なので家で学習させたいと考えることは、もっともなことです。早く学校に来て勉強をしてほしい。そんな風に周りは考えてしまいます。しかし、一番そうした気持ちを抱いているのは生徒たち自身であると私たちは考えます。こうした中でも、生徒の状況を想定し、可能な限り本来の生活に近づけることが今できることだと考えました。

今後のさらなる審議を行い、『東京成徳オンライン学習』を展開していきたいと思います。

クラス連絡の例