特徴・取り組み

iPadを活用し「創造的な学び」を実現する

現代社会において、ICT機器は人と人とをつないでくれる重要なツールです。本校においてiPadは、学習はもちろん学校生活に欠かせないものとなっています。

テクノロジーを活用した学びは本校の教育課程において、問題解決能力や批判的思考の育成に大きな教育効果を産み出しています。

教科学習や部活動、学校行事など本校における特徴的な活動で、iPadを活用することによって生徒たちの大きな成長につながっていきます。

1人1台のiPadで「学び」をさらに深くする

入学すると、生徒たちは1人1台のiPadを手にします。スマートフォンなどのデジタルツールを使い慣れている生徒も、初めて使う生徒であっても、皆、しっかりと基礎から使い方を学んでいきますので安心です。

オンラインで学べる環境も整っており、2020年初旬、コロナウィルス感染拡大により生徒たちが登校できなかった際の在宅授業などもスムーズに行うことができました。

留学へ向けた準備にも、オンライン英会話レッスンの受講などを通してiPadを活用しています。

iPadを使って「世界」とつながる

iPadは自分と他者を繋いでくれる優れたツールでもあります。生徒たちは、iPadを使いながら、他者とコミュニケーションを取り、協力して自身の「学び」を深めていくことで、社会に出た時に活躍できるような力を自然と身につけていきます。

例えば、8月に戸隠で行われる校外学習の場では、「自分を深める学習」の一貫として川で魚を捕まえ、それをさばいて食べ「どこまでが生命で、どこからが食べ物なのか」という学びの体験をします。
ある生徒は魚の命を奪うことに心を痛めて泣いてしまいましたが、そこから食物連鎖について考えを巡らすようになり、調べたこと、考えたことを英語ナレーションの動画にまとめました。

また、中学3年の3学期に行われるニュージーランド全員留学においてもiPadは欠かせません。レポートの提出や連絡手段としてはもちろん、現地の生徒たちと一緒に学習を進めていく「文房具」としてiPadは活用されていきます。

その後の進路を見出していく際にも、こうした成徳での学びが生徒たちの進路選択の幅を大きく広げています。

変化し続けていく社会に対して、テクノロジーに慣れ親しみ、使いこなしていくことは、この先、ひとりひとりが充実した人生を送っていくうえで、必ず必要となっていく力のひとつなのではないでしょうか。

学校行事や課外活動での活用

校内で最新ニュースがわかります

「NHKデジタルサイネージ」サービスを導入しています。

動画ニュース「NHK Pickup NEWS」

NHKニュースが、政治・経済・社会・スポーツなど各分野にわたってバランスよく選択編集され、1トピックスを10秒で紹介します。1回に6トピックス(60秒)、1日に6回の新ニュースが電子黒板を通して校内に流れます。JR車内、ドア上のモニターで見ることができるニュースに近いものです。

「今日は何の日」

過去の歴史の中から、1年の中でその日に起きた出来事が映像を交えて紹介されます。これらは、「今」を「過去」を、知るための貴重な場となってくれるものと考えています。

その他の取り組み

教室の黒板がプロジェクターのスクリーンに

各教室にプロジェクター、Wi-Fi環境を整備。また、学校内のどこでもiPadを利用した授業が可能です。教室でのiPad利用は、英語・数学・国語・理科・社会・保健・音楽と多岐にわたります。ホワイトスクリーンと黒板への直接投影を選択併用しています。

iPadを用いた探究・恊働学習

これからの激動の時代に「成徳の精神を持ったグローバル人材」として生き抜くため、テクノロジーは本校の教育課程において、問題解決能力や批判的思考の育成に欠かせないものとなっています。全ての生徒がiPadを活用しながら学習を深め、様々な課題に対して粘り強くじっくりと考え、友人たちと協働する力を育みます。