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自分を深める学習 実践報告4 ミュージカル「リトルプリンス」を観劇して~生徒の感想~

 芸術鑑賞のページにはすでに紹介がありましたが、6月4日に、ルテアトル銀座にて高校1年生が音楽座ミュージカルの「リトルプリンス」を鑑賞しました。本校の自分を深める学習は「自分とは何か?」を追究するプログラムですが、ミュージカル「リトルプリンス」のテーマはまさに「自分とは何か」でした。そこで、自分を深める学習の授業で、観劇して感じたこと考えたことを、「台詞のキーワード」を中心に各生徒に書いてもらいました。その一部を紹介いたします。

 J4-1.gifなんの絵?

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「リトルプリンス」の台詞のキーワード(生徒が選んだキーワード)

  • どんな大人も初めは子供だった
  • 大切なものは目に見えないんだよ。だから心の目で見るのさ
  • 特別な絆ができたものは、ただ一つの大切なものになる
  • 砂漠がこんなに美しいのはどこかに井戸を隠しているから
  • 僕の星がどれかは教えない。そうすれば全ての星を僕の星かもしれないと君は思うだろ

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感想

  • 王子が言った「何か悲しいことがあったら星を見て!その中のひとつの星に僕がいるから。僕は君を見てゲラゲラ笑うんだ。そうすると、君はすべての星がゲラゲラ笑って見えて、君も笑ってしまうだろう」という台詞が心に残っています。自分とは、自分の体に収まっているものだけではないと思いました。見上げた星に王子がいてもいなくても、王子がここにいる、と思えばいるし、王子が笑ってる、と思えば笑っているんだと思います。「自分」は他の人の心にも存在しているのだと思いました。「大切なものは目に見えない」というのが少しわかりました。好きな言葉は「砂漠がこんなに美しいのは、どこかに井戸を隠しているから」というものです。美しい人や物は、何かを隠しているから美しいのだと思いました。星の王子様はたくさんの問いかけをしたり、教えてくれたりしてとても興味を持ちました。思ったことを言葉にできないけれど、たくさんのことを考えさせられて、とても楽しかったです。
  • この話を見て思ったのは、「大切なものは目に見えない」という言葉の素晴らしさである。僕がはじめてこの作品に出会ったのは小学生のころだった。当時王子様が丘の向こうに消えたところで僕は泣いたのだった。今でもこの作品を一年に一度見て、自分が大人になってしまったことを実感している。おそらく今の自分には大切なものは見えないのだろう。
  • 「特別な絆ができたものはただ一つの大切なものになる」「少し前までは何千・何万のキツネの中の一匹だったけれど、今はたった一人の僕の友達だよ」と王子がキツネに言ったとき、キツネはとても喜んでいました。それは王子に他のキツネとは違う特別なキツネとして存在を認められたからかもしれません。それからの2人はどんどん仲がよくなって絆が深まっていきました。これらはこの話の中だけにあてはまることじゃなく、相手に認められるって嬉しいことですよね!
  • どの場面にしても、星の王子様がすごいものはすごい!!と自分が思うままに跳んで喜んだりしている姿を見て、何年か前までは自分も星の王子様みたいに喜んだり泣いたりできたのに、今では周りの目ばかり気にして自分の思うことすら口にできない自分がとても惨めに感じた。大人になるにつれていろいろなことを知り、身につける。いろいろなことを知ることで心が汚くなる。だから殺人や強盗などの犯罪が起こる。みんながみんな星の王子様みたいに純粋な心を持っていたら世界は平和だったのかなと思った。
  • 「僕の星がどれかは教えない。そうすればすべての星を僕の星かもしれないと君は思うだろ」というセリフはさまざまなことを含んでいるなと思いました。飛行士への気遣いや、また会えるかもという希望を残したり・・・。王子も一緒にいたいとは思っていたと思います。会えば別れがある。だったら会わなければよかった・・・。短い時間の中にとても充実したものがあったなど、人間の虚しさも考えさせる言葉だと思う。
  • 「やりたいことを探していたら、やるべきことが見つかった」というセリフ?歌詞?場面?が印象に残った。なんか「今」を暗示しているように感じる。やりたいことをしながらもやらなければいけないことをしなくてはいけないし、夢を見つけることも大事だけど今日の前にあることも大事だし、やりたいこととやるべきことを両方とも見つけることができるのか?どちらかしか選べないのか?どちらが大事なのか?いろいろとこのセリフ?に考えさせられた。
  • 私が印象に残ったセリフは「僕の星がどれかは教えない。そうすれば全ての星を僕の星かもしれないと君は思うだろ」というものです。王子様が星に帰るときやり取りを交わした男性はたくさんの想いがあったんだと思う。「一つのものだけではなく全てのものに目を傾けて欲しかった」というのが王子様の想いであり、全てのものを見るたびに自分を思い出して欲しかったんだと思う。今、私は全てのものに視点を傾けることはできなくて一つのことしか目に見えなくなっています。全体を見ようとすると一つのものが粗末になってしまうからです。全体を見ることも大事だと思うけど一つのものを大切にすることも大事だと思います。王子様が一つの花を大切にしたように、私も一つのもの、人を大切にしたいです。一つの人を大切と思えるようになってから、全体を考えて見れるようになりたいと思いました。
  • リトルプリンスをみて、自分の中の価値観、考えが変わった。普通なら帽子と答える絵を、象を呑み込んだウワバミなんて思えない。ただの変人、ではなく、見ているところが違うだけ。見方を変えればそう見える気もする。「普通なら」という考えに縛られない、自由な王子様の考えはとても面白いものだった。人にはそれぞれの見方考え方があって、自分とは違うものを否定せず、吸収していくともっと楽しいんじゃないかな、と思う。「大切なものは目に見えない」大切なものとは?命?絆?そもそも何が一番大切なのかがあまりはっきりとしない。しかし私は大切なものが多すぎるのかもしれない。

 

 

★授業担当者から一言

今回の君たちの感想を見て「ミュージカルは自分の感性で、自分が好きなように見ればいいんだ!」ということを強く感じました。

ミュージカルが私たちに投げかける「テーマ」は、それを受け取る「私たち」次第でどのようにも解釈することができる!だからこそ芸術なんだ!と思います。

役者さんたちの熱い想いはひしひしと伝わってきました。

最初に舞台挨拶をしてくださったワークショップリーダーの藤田将範さんが「自分とは何か?」をぜひ見つけてほしいとお話しされていましたが、このミュージカルをきっかけにそれぞれ「自分とは何か?」の入口に立ってみませんか?

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